20代後半に勤務した会社の経営が急に悪化し、社員の大半がリストラされ、私は会社に泊まり込みで資金繰りに追われる日々が続きました。近所の資産家に出向き、毎月お金を借りては利息と一緒に返すという事を続けて数年経過した31歳の時、「卵巣のう腫」が見つかり、開腹手術をしました。それから約8年間、甲状腺線腫、大腸ポリープ、尿道結石、乳腺腺維線腫、子宮内膜症等、正に会社の経営状態悪化からくるストレスと自らの病との闘いでした。
39歳の時に、子宮内膜細胞に異変が見つかり、医者から「このまま悪化すればガン。でも、悪化し続けるかどうか分からないから、半年毎に細胞検査をして様子を見ましょう」との診断。
「冗談じゃない!!8年も病気と闘ってきたのに、またガンと闘うかもしれないなんて・・」西洋医学は悪くなったモノを切除する事は出来ても、悪くならない方法は教えてくれない。分かっていた事ですが、正直、この医者の対応に愕然としました。でも、この事が私に新たな挑戦の勇気を与えてくれました。
私達は東洋人。ならば東洋医学や気功から何かを得られるのでは??
早速、周先生の教室を調べ、39歳の夏に入会。気功教室は週2回、毎日家でも練習、先生の気功施術は週1回ずつ受けました。
約2年経過後、先生から「もう気功施術は必要ないと思います」と言われ、その後の細胞検査では、確かに「正常」に戻っていました。
現在、気功と出会って約9年になりますが、以前は、極度の冷え症、花粉症でしたが、今では、冬にコートを着るのは数回、花粉症はいつの間にかなくなり、風邪は数年に一度ひくかひかないか・・・
いつからか心は穏やかになり、小さな事にも素直に感謝出来る様になりました。気功は単に健康になったり、病気を防ぐだけのものだけでなく、その人の「モノの考え方」、「心や人格の成長」にまで繋がるのでは?それが、本当の「気功の哲学」であり、穏やかで円い心の在り方が、結果的に身体の健康を支えるのではないかと思っています。
苦しい会社経営と数々の病気があったからこそ、気功に出会えた事を今では幸せに思っています。